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【境界ブロック】
歩道と車道を分離する境界のブロック。また、出入口の幅制限を設ける意味もある。車両の衝突や冬場の除雪作業等なので壊れやすい。
【ガードパイプ】
車両防護柵のこと。ガードレール、ガードパイプとあるが、その他転落防止柵というものもある。雪国では横棒部材が雪の重みでたわむことも結構ある。近年では景観型防護柵という、主に茶系のパイプ形式新型防護柵に切り替わりつつある。
【ポットホール】
道路路面の陥没のこと。舗装や舗装下の土部分等が走行車両の衝撃に耐えきれなくなってくると、亀甲状のひびわれが走りしまいには穴が空く。まぁ、こういうケースまで放置することは流石に滅多にないが、そのほか、橋の前後やアスファルトの下にコンクリート板が埋まっている場合、端部でひびわれが生じ、表面の舗装が剥がれることがある。管内ではむしろ後者のケースが圧倒的に多く、特に春先、雪解け後の路面では多く見られる。なお、ポットホールを踏んでホイールが曲がり損害賠償を求められるケースが全国でも年に数件は発生しているが、「因果関係」の証明が必要。第三者に発生日時を証言してもらうとか事故直後の写真を撮っておくとか。その他道路管理者が放置していた穴なのか等も関係してくる。いずれ運転手は踏まないこと、道路管理者は踏ませないことが最善。
【剪定】
樹木の枝を切って管理すること。主に街路樹等の成長の為や照明・標識の阻害になる為に枝を切る。青森では市内のプラタナスの街路樹が10月の早い時期に丸裸になるのが有名。「木がかわいそう」という声があるが、実は木の成長管理上も必要であり、また落ち葉によるスリップ事故も考慮すると早めの剪定は欠かせない。遅くなるとこれらの問題プラス落ち葉処理と、ますます費用が掛かる。ただし、昨今では剪定費用ですら予算が削られている・・・
最近、市内のプラタナスについては郊外への移植が進められており、国道4号久栗坂地区においてプラタナス並木が形成されつつある。落ち葉処理や剪定のいらない広い場所であることから、鈴掛けの実が秋に成るようになってきた。
【目地】
コンクリートというものは熱による膨張収縮で伸び縮みするため、一定間隔で目地という継ぎ目を人工的に切ってやらないと、亀裂が入ってしまう。コンクリート舗装板に至っては通行車両の衝撃荷重で振動等も掛かるため、一定間隔で目地を切ってやらないとならない。(詳しく知りたい方は浪岡バイパスを是非走行してください)。
後年、騒音振動等の問題からアスファルト舗装をコンクリート舗装に被せる例が多く、これら目地部分の衝撃が上に伝わると舗装面に亀裂が入る。人に例えると中間管理職かも。
【建築限界】
道路上の確保すべき「空間」のこと。主に、車道上で4.5m、歩道上で2.5mの高さと定められている。一般車両でまれにこの高さを超えた荷物を運び、歩道橋やコンクリートボックスの天井にぶつけて通行止めにする事件がある。のっぽな人が室内で苦労するのと一緒。
【特車取締り】
特車車両というのはトレーラ類や大型荷物を牽引する車両等を言い、その車両の寸法や荷物の種類、通過ルートまで定めた上で道路管理者の許可を取らなければ走行することは出来ない。これらの実態を取り締まるのが特車取締りである。青森近辺ではその昔大釈迦峠に検測所があったが現在は廃止されており、代わりとなる新たな検測所が欲しいところ(検測所がないと重量が素早く量れない)。
なお、特車で珍しいものでは橋桁の部材や風力発電用の風車、新幹線車両の運搬などがある。
【流動】
舗装路面が炎天下等、高温による影響で柔らかくなり、車両の荷重により押し寄せられ、波打つようだったりコブ状になったりする状態を流動と言う。アスファルトは元々加熱して柔らかい状態のものを舗装して固めるものであるが、夏場の炎天下ではこの流動が起こりやすい。ただし、東北地方整備局では対流動、対摩耗を考慮して、特殊なブレンドによるアスファルト合材を使用しており、近年ではあまり流動が起こる事例はない。むしろ維持補修に用いる通常のアスファルトによるパッチング補修箇所のほうが起こりやすい。